昭和30年代の風景

羊蹄丸の元貨車甲板の一部に、青函ゾーンと銘打って昭和30年代の青森駅や駅前市場の風景が再現されていました。深夜便に乗船するのに、一度だけ時間調整で青森駅を下車しました。その頃とは違った風景なのにどこか懐かしさを感じました。
大きな荷物を背負ったの二人は親子なのでしょうか?それを見守る青森駅長。そして、時計の針は6時24分を指しています。行き先は・・・。

午前か午後か6時24分を指していた時計。
7時50分発の常磐線経由上野行212列車や、19時発の急行1202列車(急行みちのく)に乗車とは考え難いので、担ぎ屋さんは6時30分発の青函3便に乗船するのが自然な流れですね。

1968年(昭和43年)野内-青森間経路変更となった際に廃止となった、浪打駅・浦町駅が運賃表にしっかりと刻まれています。
そして、九州・四国の主要駅の料金まで書かれていて驚きです。

1998年(平成10年)4月1日全線廃止となった旧黒石線の名前を見る事ができました。

これから行く東京に思いを馳せているのか?それとも今にも降り出す雪を心配して空を見上げているのだろうか?
いくつになっても、心躍る旅をしてみたいと思わせるシーンでした。
