姿を現した廃道

草木ダム(草木湖)の中央付近に架かる草木橋。その下には、ダム建設で使われなくなった橋が、この時期になると姿を現します。早速見に行く事にしました。訪問したのは3年前の7月6日なので、どこから下りたのか記憶が曖昧になっていますが、泥臭さとカビ臭さが入り混じった臭いが辺りを漂っていました。

草木橋の橋脚には平常時最高貯水位454ELmの跡がしっかりと付いていました。水源機構草木ダムHPにある過去のデータを見ると、この日の水位は440.04ELmとなっているので、約14m水位が下がっていた模様です。
谷積みの石垣やコンクリート製の重厚な橋と、連続デッキトラスが対照的な風景でした。

草木ダムは1977年(昭和52年)3月に完成し運用が開始されたので、この橋は20年も使われる事なく役目を終えてしまったのですねぇ。

上り車線大間々側の、親柱にひらがなで書かれた『うちでばし』

下り車線大間々側の親柱には、この沢の名前でしょうか?
『打出沢』と刻まれています。

日光大間々線と刻まれているので、旧122号線に間違いないです。
上り車線日光側の親柱です。

下り線日光側の親柱には、漢字で『内手橋』と刻まれていました。
手軽に下りて行ける場所ですが危険を伴います。無用なトラブルを避けるため、安易に近づかない方が賢明です。決して真似しないでください。
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