思いが叶った日

昨日ネガを整理していたら、皺だらけの全日空(ANA)の国内貨物輸送状が出て来ました。思い起こせば今から18年前の1991年4月。北海道ツーリングした時の思い出の証です。高校時代から中型バイクを乗り回していたオイラ。思い焦がれていた北の大地をツーリング出来る日がやっと来ました。
ライダーの方が見れば一発で分かってしまいますが、ライダーとバイクが飛行機で一緒に旅が出来ると言うものです。自分が乗っている飛行機の貨物室にバイクが積み込まれるので、道内の空港からツーリングが出来るツアーで、その名もスカイツーリングという物です。
今年も6月1日から10月31日までの利用期間で、スカイツーリング北海道2009を発売しています。
詳しい事はこちらからどうぞ。

係員立会いの下ボディーチェックが行われました。
相棒のアンダーカウルに傷があったので、確認書にキズと記載されました。

コンテナに貼り付ける荷札。だったと思う。
18年前の1991年4月27日は、風もなく穏やかな日だと記憶しています。
そう遠くない所に東北自動車道のICはありましたが、当時の通行料金は一般車と同額で、青森ー函館間のフェリーも考えると何のメリットありません。また、航路と言う移動時方法もありましたが、陸路より多少メリットはあるものの、船に弱いオイラは船酔いを懸念してすぐさま却下! そんな時に、全日空の「スカイツーリング」を目にした。
当時は提携ホテルに最低2泊(だったと思う)しなくてはならないが、陸走の場合の費用と時間を考えてみると、割高感はあったもののバイクと一緒に飛行機で飛んで行ってしまった方が楽!と考え、問い合わせをしてみると、ツアー代金は12万円くらいだったような!?。
青函連絡船が就航していた時代ならば、何が何でも陸路を選んだ事でしょう。
当時の羽田空港は旧ターミナルで首都高速の乗り入れは無かったので、ツーリング先での思わぬアクシデントに備えて、途中の上野のバイク街でクラッチとブレーキレバー・パンク修理剤を買い込み羽田空港へ。
搭乗手続き前にバイクを預ける作業があるので、それを先に済ませカウンター行きエアーチケットを受け取りましたが、連休初日の土曜日とあってかロビーは人出が多く、そんなか片手にヘルメットを持ち全身ライダースーツに包まれているものだから、自然と注目されたのは言うまでもありません。
早くこの視線から抜け出たいと思っていましたが、なかなか搭乗の時刻は来てはくれません。やっと視線になれた頃に機内に案内されましたが・・・。当時は、自分が座る席など気にしていなかったのですが、ツアーの落とし穴か座席は一番後ろで通路と通路に挟まれた4列か3列シートで化粧室の前。
そして、ロビーよりも狭い密室空間。離陸前から早く函館空港に着いてくれぇ!と言う思いで北海道ソロツーリングが始まりました。
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