現役それとも骨董品?
『吹割の滝』の近くの納屋で見つけた、昔ながらの農業器具です。

足踏脱穀機です。
木製のドラムに逆V字型の太い針金がさしてあり、←赤のペダルを足で踏みドラムに回転力を与え、麦束や稲束を当てて脱穀します。また、↓青の部分にベルトを通し外部動力(モーター・発動機)で回転させて効率アップを図った農家もあったそうです。もちろん安全のため足踏みペダルを外してですが…。

こちらは『唐箕とうみ』と呼ばれた選米機です。
中にある羽を回転させて風力を利用して穀物を精選する農具です。風力で軽い穂のゴミが飛ばされ、さらに重い籾がその重さにより二つに区別さるので、三つの事が出来る機械なんですね!また、軽い籾は粉に加工して無駄のないように使ったんですね。足踏脱穀機も唐箕も、非常によく考えられ且つ機能的につくられていて、昔の人の知恵というのは凄いと関心しました。
テーマ:和風、和物、日本の伝統
ジャンル:趣味・実用
